大阪市立美術館

大阪市立美術館「華風到来」展

年度末業務の泥沼にはまって、おぼれるところだった。 大阪市立美術館で「華風到来」展を楽しむ。お出迎えは「堆朱 牡丹文盆」明時代 15世紀 ややこってりめの華やかなデザインと、超絶技巧 中国文物のイメージにぴったりの作品だ。 古代から清時代までの中…

大阪市立美術館「揚州八怪」展2

「揚州八怪」後期展示 心に引っかかった鄭燮の書画をまた見たい。前回図録を求めたので、多少理解を深めてから出かける。 この図録は八怪たちそれぞれのミニ伝記も掲載されていて興味が増す。鄭燮のそれには、”難得糊塗”と書かれた扁額と、自分の書画の価格…

大阪市立美術館特別展「揚州八怪」

大阪市立美術館にやっと来ることができた。春の展覧会は通り過ぎてしまったな。 さて、「揚州八怪」って何??美術館の案内を読んでも、いまひとつわかっていないが、清時代の傑出した芸術家たちの作品を見に出かける。 会場を見渡すと、絵画だけでなく、書…

大阪市立美術館コレクション展「宮人たちへの鎮魂歌-隋の石刻」

大阪市立美術館のコレクション展を再び訪ねた。前回は途中で力尽きてしまった。金属工芸「ニッポンのかがやき」、「花咲くやきもの」の作品との再会を楽しみながら「宮人たちへの鎮魂歌-隋の石刻」にたどり着いた。 主に隋の煬帝の宮廷につかえた女性たちの…

大阪市立美術館コレクション展「花咲くやきものREVIVAL!」

さて、コレクション展、次は「花咲くやきもの」 前日のオンライン講座の中では、中国:多産や子孫繁栄、富貴、あるいは高い人格、仏の教えの象徴として花柄が使われていることが多い、対して日本:花の図柄で季節・自然を表現しているという内容があったと思…

大阪市立美術館 コレクション展「ニッポンのかがやき 本朝金属工芸史」

4,5年したら、母親のもとに引っ越すことにした。北海道へ帰る。そうなったら、地下鉄に乗って気軽に東洋美術を鑑賞、とはいかない。大阪にいるうちに、近隣の美術館を訪ねておきたい。 最近はオンラインでの講演会や講座が増えていて、これはうれしい傾向…

大阪市立美術館コレクション展「磁州窯の陶枕」

大阪市立美術館へ「磁州窯の陶枕」というテーマのコレクション展を見に行った。 大きいな。如意頭形の陶枕を前にして思った。(白地掻落牡丹文如意頭形枕 北宋時代11-12世紀)これは実際に頭をおいて使っていたものだそうだ。水害で土砂の中に埋没し、当時の…

大阪市立美術館「天平礼賛」

先日、大阪市立美術館の特別展「天平礼賛」を訪ねた。何か珍しくてきれいなものが見られるかな、と、軽い気持ちで行ってみて驚愕した。秘蔵の宝物の数々が展示されていた。よくぞ伝世されてきたものだ。 天平時代の歴史や正倉院展などに今まであまり関心をも…

大阪市立美術館コレクション展 「大阪の仏像」 「中国の石像彫刻」

昨年の「仏像 中国 日本」でお会いした北魏の石仏に、再会できるかも、とひそかに期待して見に出かけた。コレクション展の入館料は300円。気軽に足を運べる。ゆっくりと作品を楽しめて、とても値打ちがあると思う。 まず、初めに大阪のお寺に秘蔵されてい…

大阪市立美術館「愉快奇怪 神獣図鑑」展

大阪市立美術館のコレクション展「愉快奇怪 神獣図鑑」を訪ねた。入り口で迎えてくれるのは辟邪(へきじゃ:邪悪をさけるといわれる神獣)形と鴟鴞(しきょう:ミミズク)形の2つの青銅の水滴だ。 辟邪形水滴のキャプションには「断じてカエルではない」と…

「明器-古代中国 墳墓のやきもの」ギャラリートーク

大阪市立美術館コレクション展「明器-古代中国 墳墓のやきもの」のギャラリートークを受講した。展示の概要説明に加えて、質問も受けていただいた。とてもお値打ちの入館料300円 中国古代の墓室から見出された美。怖いようでもあるが一度実際の墓室に足を踏…

明器-古代中国 墳墓のやきもの

今月は大阪市立美術館のコレクション展「明器-古代中国 墳墓のやきもの」を拝見したので、記録しておこう。 第1室:新石器時代の彩陶、青銅器、青銅器の形をした緑釉、褐釉、灰釉の陶器、画像石といろいろある。 特に漢時代のものが多かった。そのころの貴…

銀製男子立像~「仏像 中国・日本」

銀製男子立像(戦国時代 東京永青文庫蔵)が出展されると知って、「仏像 中国・日本」展を見に大阪市立美術館を訪ねた。 文庫本の図版を目にして、強く印象に残っていたあの胡人像の実物ではないかしら。 それ(彼)には会場に入ってすぐ、最初に会うことが…