2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

越窯の水注

陶磁器を日をおいて鑑賞すると、見るたび見るたびに違った美しさを感じることがよくある。 「高麗青磁ーヒスイのきらめき」特別展をまた訪れて、ヒスイの釉色によりいっそううっとりとなる。 だが、今日は中国陶磁の部屋に展示されている水注にもぐっときた…

「高麗青磁ーヒスイのきらめき」特別展~その5

後回しにしていた東洋陶磁美術館高麗青磁展の第1会場 実は最初に足を踏み入れた時に、ちょっと戸惑った。 てっきりポスターを飾る九龍の浄瓶とか、きらきらの輪花形碗などが第1会場に展示されているのかなと思い込んでいたからだ。 第1会場では「序 近代…

「高麗青磁ーヒスイのきらめき」特別展~その4

第4会場「祈りの場を荘厳する」では羅漢様が迎えてくれる。 高麗で国教となり盛んになった仏教や、道教などの儀式・祈りの場でもちいられた鶴首瓶、浄瓶、香炉などが展示されている。 芳香が漂ってくるような、心落ち着く空間だ。 青磁羅漢像 高麗時代12ー…

「高麗青磁ーヒスイのきらめき」特別展~その3

さて、東洋陶磁美術館、「高麗青磁ーヒスイのきらめき」展の第3会場 ここは「麗しのうつわー高麗の生活と青磁」がテーマになって、高麗時代に花開いた貴族文化のなかで発展したさまざまな種類のやきものが展示されている。 水滴、枕、化粧箱、盒、油壺、梅瓶…

「高麗青磁ーヒスイのきらめき」特別展~その2

あれほど揃った高麗青磁の数々を、あの美術館の環境で鑑賞できるなんて最高! 私自身がこのような機会にまた再び恵まれるとは到底思えない。 悔いが残らないように、飽きるほど見ておきたい。 平日に夏休みをとって、自分のペースで時間をかけて鑑賞する。 …

「高麗青磁ーヒスイのきらめき」特別展開催!

昨日9月1日から始まった高麗青磁展を見に出かけた。 東洋陶磁美術館は今や高麗青磁の宝物庫になっている。 翡翠のごとき青緑色のやきものが圧倒的な数量で飾られている。 青磁陽刻菊花文輪花形碗 青磁洗 高麗時代 12世紀(左) 12世紀前半(右) 青磁…