昨日9月1日から始まった高麗青磁展を見に出かけた。
東洋陶磁美術館は今や高麗青磁の宝物庫になっている。
翡翠のごとき青緑色のやきものが圧倒的な数量で飾られている。
私は作品鑑賞の速度が人よりひどく遅いので、作品リストと第1会場の様子を見て、いつもの速さではとても回り切れないと思った。
好きだなと思う作品を中心に途中飛ばし飛ばし鑑賞し(何ともったいない!)、やっと4つの会場を眺め終えた。
そして、図録のボリュームがまたすごい。フルコースのデザートに特大のガトーショコラをいただいた気分。
お腹がいっぱいで身動きできない、言葉で表せないほどだけれど、今日はざらっとした印象や注意することを記録しておこう。
テーマごとに4つの会場に分かれていて、その中でさらに器のかたちによってわかりやすく展示されている。
その4つのテーマとは1 近代における高麗青磁の「再発見」と再現
2 「茶具」の生産ー高麗青磁と茶
3 麗しのうつわー高麗の生活と青磁
4 祈りの場を荘厳する→しょうごんする?難しい言葉ですね
何度か通って、これらの内容をもっと理解したいと思う。
展覧会前に期待していたとおり、素晴らしいゲスト作品がやってきた。
10点余りが撮影禁止なので、その美しいイメージをしっかり心に焼き付けなければいけない。
いつもは展示していない見事な館蔵品が数多く展示されている。
高麗青磁ばかりでなく、展示されていないけれども名品が、中国陶磁も日本のものもたくさんあるのだろうなぁ。見たいものだなぁ。
いつも展示されている作品についても、テーマ展示と丁寧な作品解説によって、より理解がしやすくなっている。
図版がついているものあってとても面白い。
本当に見ごたえたっぷりなので、11月25日までおよそ3か月、できるだけ鑑賞し、学びたい。
展覧会を開いてくださった皆様に感謝。ありがとうございます。