「高麗青磁ーヒスイのきらめき」特別展開催!

昨日9月1日から始まった高麗青磁展を見に出かけた。

東洋陶磁美術館は今や高麗青磁の宝物庫になっている。

 翡翠のごとき青緑色のやきものが圧倒的な数量で飾られている。

 

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青磁陽刻菊花文輪花形碗 青磁洗 高麗時代 12世紀(左) 12世紀前半(右)

 

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青磁碗 高麗時代 12世紀前半 

私は作品鑑賞の速度が人よりひどく遅いので、作品リストと第1会場の様子を見て、いつもの速さではとても回り切れないと思った。

好きだなと思う作品を中心に途中飛ばし飛ばし鑑賞し(何ともったいない!)、やっと4つの会場を眺め終えた。

  

そして、図録のボリュームがまたすごい。フルコースのデザートに特大のガトーショコラをいただいた気分。

 

お腹がいっぱいで身動きできない、言葉で表せないほどだけれど、今日はざらっとした印象や注意することを記録しておこう。

 

テーマごとに4つの会場に分かれていて、その中でさらに器のかたちによってわかりやすく展示されている。

その4つのテーマとは1 近代における高麗青磁の「再発見」と再現

          2 「茶具」の生産ー高麗青磁と茶

          3 麗しのうつわー高麗の生活と青磁

          4 祈りの場を荘厳する→しょうごんする?難しい言葉ですね

何度か通って、これらの内容をもっと理解したいと思う。

 

展覧会前に期待していたとおり、素晴らしいゲスト作品がやってきた。

10点余りが撮影禁止なので、その美しいイメージをしっかり心に焼き付けなければいけない。

 

 

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青磁陽刻龍波濤文九龍浄瓶 重要文化財 高麗時代 12世紀
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青磁陽刻蓮花文瓜形瓶 高麗時代 12世紀

 

 いつもは展示していない見事な館蔵品が数多く展示されている。

高麗青磁ばかりでなく、展示されていないけれども名品が、中国陶磁も日本のものもたくさんあるのだろうなぁ。見たいものだなぁ。

 

いつも展示されている作品についても、テーマ展示と丁寧な作品解説によって、より理解がしやすくなっている。

 図版がついているものあってとても面白い。

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青磁陰刻花文唾壺 高麗時代 12世紀

 本当に見ごたえたっぷりなので、11月25日までおよそ3か月、できるだけ鑑賞し、学びたい。

展覧会を開いてくださった皆様に感謝。ありがとうございます。