天目ー中国黒釉の美

「天目ー中国黒釉の美」記念講演会

「天目―中国黒釉の美」会期の終わりに小林仁先生の講演会を拝聴できた。よかったなぁ。定員が限られていて、一度オンライン講座を受講したので、遠慮したほうがよいかとも思ったけれど、聞きたいという欲が勝った。 東洋陶磁美術館のいつもの講堂でお話を伺…

天目ー中国黒釉の美 10月

「天目―中国黒釉の美」展の会期が残り少なくなった。個人蔵の作品とはもう見納め。名残惜しい。 何年経っても、頭の中で再現できるように会場の写真をほぼ展示の順に並べてみる。 おさらい編だね。 作品だけでなく、会場の雰囲気もずっと覚えていたいから。 …

東洋陶磁美術館~天目展とコレクション展

天目展、先の連休では入館制限があるほどの人気だった。国宝油滴天目の前には行列ができた。何だか私もうれしい。大事な文化施設、ファンのひとりだからね。 でも常設展示を静かにゆっくり鑑賞するのも最高だ。例年は特別展の合間にある平常展の期間に足繁く…

天目ー中国黒釉の美 オンライン講座

東洋陶磁美術館の小林仁先生によるオンライン講座を受講。天目の世界を満喫した。 (NHK文化センター 梅田教室 オンライン講座「天目の美―特別展「天目―中国黒釉の美」関連講座」) 美術館の講堂で開催される講座は、落ち着いた雰囲気で聴講出来るので、いつ…

天目ー中国黒釉の美 7月-2

特集展「現代の天目―伝統と創造」小さな展示室に何だかすごい作品ばかりひしめいている。 近代、現代の作家の手による天目茶碗の数々。それぞれの作家ごと独自の天目の世界が広がっている。 見立て漆器の作品では釉薬のしたたりまで表現しているものがある。…

天目ー中国黒釉の美 7月

あきらめていた小林仁先生の講座がオンラインで開催されるって。やったー!でもZOOMの会議に参加したことってなかったな。ちょっと心配。 さて、展覧会場のつづき 白覆輪天目というのは、最初見たときちょっと奇妙なデザインに思われた。なんで口縁が白いの…

天目ー中国黒釉の美 6月-5

いろいろな手法を使って表現された特別に愛らしい作品を記録しておこう。 いずれの作品も手のひらの中で見とれていたい。「賞玩する」っていう感じかな。 黒釉 杯 北宋~金時代 12世紀 以前「宋磁の美」展で鑑賞した時は、すっかり全面漆黒だと思っていた。…

天目ー中国黒釉の美 6月-4

このたびの「天目」展では個人蔵の作品を何点も鑑賞させてもらえる。この展覧会が終わったら、もう二度とお会いすることができないと思うから目を凝らして何度も見つめる。 お茶の器って、居住まいを正して見なければいけないような、敬遠する気持ちがあった…

天目ー中国黒釉の美 6月-3

東洋陶磁美術館「天目~中国黒釉の美」の公式図録を購入した。 私はたくさんの美術館を訪ねたこともないし、撮影技術のこともさっぱりわからないけれど、これはもはや「展覧会図録」の範ちゅうを大きく超えているのではないかと感じる。 すごいもの見ちゃっ…

天目ー中国黒釉の美 6月-2

唐の時代の作品が2点あった。 黒釉白斑 水注 唐時代8~9世紀 黒釉白斑 壺 唐時代8~9世紀 キャプションの中に「花瓷」ということばがある。これは二玄社の本のなかで見かけたような、そうでないような…本を読んでも、うろっとしか覚えていないからなぁ …

天目ー中国黒釉の美

いくつかの美術館が再開された。東洋陶磁美術館「天目―中国黒釉の美」を訪ねる。一瞬にして心奪われる作品に出会った。 いつもは元代以降の中国陶磁を展示しているI室に国宝の油滴天目が燦然と輝いている。どきどきして、落ち着いて見られないくらいにゴー…