さて、東洋陶磁美術館、「高麗青磁ーヒスイのきらめき」展の第3会場
ここは「麗しのうつわー高麗の生活と青磁」がテーマになって、高麗時代に花開いた貴族文化のなかで発展したさまざまな種類のやきものが展示されている。
水滴、枕、化粧箱、盒、油壺、梅瓶、水注、盞・托、皿、碗、鉢、瓶、壺…
見始めると、まるで青磁の森に迷い込んだようで、なかなか出られなくなる。
そのなかでも、この陳列ケースの前からは離れられない。
これらの作品のとなりには同じように素晴らしい翡色青磁の皿、輪花形盤、輪花形鉢が並び、まさに目を奪われる。
水注のシリーズもゴージャスだ。デザインが面白く、凝った装飾が見事。
(左)青磁象嵌蓼文瓜型水注 重要美術品 高麗時代12世紀後半ー13世紀前半(中、右)青磁陽刻筍形水注 青磁瓢形水注 高麗時代12世紀
(左)青磁陽刻蓮唐草文水注 高麗時代12世紀(中)青磁象嵌童子宝相華唐草文水注 重要文化財 高麗時代12世紀後半ー13世紀前半(右)青磁陽刻蓮唐草文龍頭水注 高麗時代12世紀
日本に伝わり、長い間大切に守られてきた陶製の枕がある。
青磁陽刻双鶴文枕 高麗時代 12世紀
日本にはいってきてからは花入れとして使われていたという。
見どころたっぷり。どんどん見ていこう。
枕 つづき
(左右とも)青磁獅子形枕 高麗時代12世紀
キュートな水滴 手元で愛でてみたい。
(左)青磁彫刻童女形水滴 重要美術品 高麗時代12世紀 青磁彫刻童子形水滴 高麗時代12世紀(中)青磁彫刻獏形水滴 高麗時代12-13世紀(右)青磁彫刻神亀形水滴 高麗時代12-13世紀
超絶技巧というべき化粧箱
青磁透彫唐草文箱 高麗時代12世紀
化粧用具 細部まで丁寧に作られている。
(左)青磁象嵌牡丹文盒 高麗時代12世紀後半ー13世紀前半(右)青磁象嵌菊花文小壺 高麗時代13世紀
梅瓶(めいぴん)水、お酒、蜂蜜、ごま油などを貯蔵する容器
(左)青磁象嵌竹鶴文梅瓶 高麗時代12世紀後半ー13世紀前半(中)青磁鉄絵孔雀牡丹文梅瓶 高麗時代13世紀(右)青磁鉄地象嵌草花文梅瓶 高麗時代12世紀
これはお酒用の盞・托
(左)青磁象嵌菊花文輪花形盞・托 高麗時代13世紀(中)青磁陽刻黄蜀葵文輪花形盞・托 高麗時代12世紀(右)青磁盞・托 高麗時代12世紀
盤 お皿のこと 釉が美しいお皿と外側に黒い象嵌がある珍しいお皿
(左)青磁陰刻牡丹文輪花形盤 高麗時代12世紀前半(右)青磁象嵌陰刻蓮双魚文盤 高麗時代13世紀
瓶 お酒や水をいれる容器
壺 液体、茶葉、お酒などさまざまなものをいれる容器
(左)青磁陽刻雲文瓶 高麗時代12世紀(中)青磁陽刻葡萄唐草文瓢形瓶 高麗時代12世紀(右)青磁象嵌辰砂彩牡丹文壺 高麗時代13世紀
何と、120点近くの展示数。良いもの見すぎかも。
第4会場に行く前に一休み二休み