次の展覧会が近づいてきた!

風邪が治ったと思ったら、また風邪を引いた。出不精、ものぐさが悪化する。

悪しき習慣から脱却しようと試みると、決まって1歩前進3歩後退。やれやれ

 

その間にもう師走が近づいてしまった。

東洋陶磁美術館の次の展覧会ももうすぐだ。早く風邪をすっかり治さなければ。

 

次の「唐代胡人俑」展は何だか異色というか、愉快そうだ。

 

唐代の俑といえば、館蔵品の可憐な女性像とか

f:id:ivoryw:20171127161527j:plain
f:id:ivoryw:20171127161615j:plain
加彩 婦女俑 唐時代 8世紀前半

気品ある宮廷の女性とか
f:id:ivoryw:20171127161838j:plain

加彩 宮女俑 唐時代 7世紀

 

あるいは

イセコレクションの中の男装の麗人 のように

f:id:ivoryw:20171127162129j:plain
f:id:ivoryw:20171127162148j:plain
加彩 女俑 唐時代 8世紀

雅なイメージを持っていたのだが、

 

今度やって来る胡人俑は、予告動画や広報チラシを眺める限りではだいぶん違う趣だ。

 

f:id:ivoryw:20171127164013j:plain

 

表情がとても豊かで、一瞬を捉えたポーズが決まっている。

劇画調というか、漫画チックでもある。

そして、古代のシルクロードの空気がいっぱい漂っている。


こんな人形たちがお墓に一緒に葬られたら、あの世も賑やかそうな感じがする。

どのような思いで、俑がつくられ、埋葬されたのだろう。

あるいはその時代のその地域の流行なのだろうか。

 

どんな技法で制作されたのだろう。

型にはめたのか、一体一体オリジナル?

美しい彩色がいまだ残っているが、出来上がった当時はどんな鮮やかな色をまとっていたのだろう。

 

同時に「中国唐俑の魅力」特集展もある。いつもはしまってある館蔵品が見られるのも楽しみだ。

そういえば、今度は鈞窯の月白釉碗に会えるかな。

あれやこれやと、妄想がふくらんでいくなあ。

さっさと風邪を治して年末の雑事を終わらせなければ…

 

f:id:ivoryw:20171127173618j:plain