アフタヌーン・レクチャーが待ち遠しい(8月27日 東洋陶磁美術館)

27日の日曜日、東洋陶磁美術館で主任学芸員の方のアフタヌーン・レクチャーがある。

「宋磁の美ー中国宋時代のやきものをめぐって」ありがたいなぁ。絶対行かなくては

ちょっとでも講義についてゆけるように、図録などを拾い読みする。

 

と、いってもことばが難しいので、仕方なく拾い読みになっている。何しろ、普段目にすることのない漢字がどっさり現れる。中国の地名、歴史、陶磁器の種類に関する言葉、作陶方法を表す言葉などなど。

恐れをなしてあっさり退散。要約したページを読んで頭にいれる。

 

作品名もなかなかに手ごわい。例えば「せいか れんちぎょそうもん つぼ」音読するとなんのことだかわからない。元時代の染付の大きなつぼで、泳ぐ魚や蓮の花が描かれている。あまりにも見事すぎて、圧倒されるが、作品名が覚えられなかった。(「青花 蓮池魚藻文 壺」重要文化財

 

素人の私には謎がいっぱいである。「青磁 せいじ」と名のつくものはたくさん展示されているのだが、その肌の色は灰色やオリーブグリーンなどさまざまで、私は緑がかった青だとばかり思っていたから最初は驚きであった。

 

(一見したところ、ある種の大理石の建材を思い起こさせる:すみません)哥窯(かよう)の茶碗にいたっては、どうしてこれが青磁なの、と思わずにいられない。うわぐすりや用土や焼成温度といったことで分けられるということだろうか。

 

素人だから、自由に気ままに、作品を鑑賞し、心が満たされる空間を味わっている。

それで充分なのだけれど、好きなもののことは知りたくなるもの。恐竜を愛する子供のようになりたいと思う。

 

もし、東洋陶磁美術館検定なるものがあったとしたら、まあ3点ぐらいはとれるかもしれない。これからたっぷりと謎に浸って、ゆっくりと学んでゆこう。