2017イセコレクション展

イセコレクション展から学ぶ 4日目つづき

このたびの展覧会の作品は、いつもならイ・ビョンチャン博士のコレクションと日本陶磁の展示室になっている2部屋に展開されている。 日本陶磁の展示室は座敷で鑑賞することをイメージして展示ケースが低い。おかげで、器の見込(碗や皿などの内側部分)を見…

イセコレクション展から学ぶ 4日目

さっそく、色彩豊かな明・清代の作品をどんどん見ていこう。 これまでどちらかというと深遠な(あまり興味のない方にとっては単に地味かな)趣のある宋代のやきものとは打って変わって鮮やかで、ストレートに美しさをほこっている作品たちだ。 黄釉青花瑞果…

イセコレクション展から学ぶ 3日目

イセコレクション展 今日は元~明時代の作品から鑑賞していこう。 このたびの展覧会では、加賀前田家に伝来した、しっとりと落ち着いた天目 (黒釉の茶碗)が出展されている。 灰被天目茶碗 茶洋窯 元ー明時代 14~15世紀 右写真は天目台と そういえば、2年…

イセコレクション展から学ぶ 2日目

今日はイセコレクション展の中から、名品花盛りの宋時代から元時代。 作品と窯の名前、特徴とされる技法などを結び付けて覚えよう。 この夏の館蔵品鑑賞のおさらいもできる。 最初は唐時代の終わりごろ「秘色」青磁とたたえられた最高級青磁を産み出した越窯…

イセコレクション展から学ぶ

中国の長い長いやきものの歴史を、現在東洋陶磁美術館で開催されている「イセコレクション」展の展示作品と館蔵品、そして、図録を読みながらサラッと学習しようと無謀なことを試みる。 まず、2つの壺 灰釉 刻花鎬文(しのぎもん)遊環壺 と 灰釉 印文壺 越…

イセコレクション展 黄褐色の瓶について

イセコレクション~世界を魅了した中国陶磁 国際巡回企画展を再訪 今回はカメラを携えて、撮影しながらゆっくり作品を鑑賞した。 展示作品86点を1点ずつ見開きで解説している図録もいただいた。(86点のほかに会場には青銅器や堆朱の箪笥などが展示され…

イセコレクション展が始まった。

日記といえなくても、たまに文章を考えるだけで、頭の活性化に効果があることを実感する。中国陶磁の窯の名前などを少しずつ覚えられるようになっている。 さて、先週の土曜日(23日)から、東洋陶磁美術館でイセコレクション「世界を魅了した中国陶磁」展…